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■組合長からのメッセージ

2009.08.06

代表理事組合長 瀧澤 義一
釧路丹頂農業協同組合
代表理事組合長 瀧澤 義一
本組合は、地域農業の振興および組合員の営農・生活・文化の向上などJAに求められる役割の充実強化と地域社会の発展に寄与するため、平成18年6月に4JAによる広域合併を実現し、その後組織と事業の改革をすすめ、JAの基本理念を達成するための取組を図って参りました。

この間、世界経済の激変とともに、国内の農業・農村とJAを取巻く環境は大きく変化し、農家経営やJA事業運営の厳しさは増幅しています。

国際的にはWTO交渉における農畜産物の輸入圧力が強まっている中で、新興国の経済発展による穀物需給の逼迫や地球規模での異常気象による穀物生産の減少など、需給と価格の両面において大幅な変動が続いています。

国内農業の現状も農業者の高齢化や後継者不足、農耕地面積の減少など農業生産基盤は縮小化傾向にあり、食料安全保障や国内農業が果たしている多面的役割のうえからも国内自給率の向上が重要性を増しています。また、環境汚染や食品の偽装表示など“食”を取巻く諸問題を契機として、食品の安全性と信頼性に対する消費者の関心は高まりをみせています。

こうした背景のなかで、JAの組織基盤は合併当初376戸を数えた正組合員戸数(うち、搾乳農家戸数220戸)は、営農負債問題や後継者の不在などで本計画の樹立時点では346戸(同、194戸)に減少しています。また、運営体制や事業利用などで多くの課題に直面しており、課題解決のため中長期的な視点での的確な方向付けと計画的実践行動が必要となっています。

これらの状況を受けて、平成21年度から5年後の将来を展望した「地域農業振興計画」及び「JA中期経営計画」を樹立するため、平成20年4月から組織診断や現状分析に着手し、地域農業やJAの将来像としての「ありたい姿」を設定してプロジェクト会議や全体調整会議での検討を重ね、今般、JAくしろ丹頂5カ年計画「夢をかたちに ~今こそ未来への出発点~」として策定いたしました。

昨今のめまぐるしく変化する営農・経済・社会環境を考えると、数年先の将来の見極めや設定目標を具現化する過程での困難さも想定されますが、めざす目標に向けた組合員・役職員それぞれの主体的行動が、地域やJAの確かな未来を切り拓く大きな第一歩になるものと確信し、策定にあたってのご挨拶といたします。

平成21年5月
釧路丹頂農業協同組合
代表理事組合長 瀧澤 義一